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アメリカンピットブルテリア
  American Pit Bull Terrier

       ピットブルの概略



オリジン

アメリカンピットブルテリアは一般には古いマスチフの血統にテリア種をかけたものと言われる。
しかし古くからこのようなタイプのブルドッグが存在し、多種の血は入ってないという説もあります。

古代の絵画にも現在のピットブルによく似たイヌが見られます。
欧州から米国に移住したイヌが改良されて今日に至ります。
ピットブルは規制されているわりにはアメリカでのどこに行っても普通にいます。
アメリカの土着の犬という感じで、日本の柴犬みたいです。


タイプ、サイズ、性格

犬舎によって、ショーのためか闘犬のために繁殖しているかで違います。

闘犬の犬は強さを求めた繁殖なので小さめにも見えますが、無駄のない機能美の美しさがあります。
体重は12-25kgくらい。
30kgを越えると動きが悪くなり、スタミナもなくなります。

一方ショーのための犬舎は毛並み、骨格なども重視します。
どちらのタイプでもピットブルはブルドッグ系特有の抜群な人なつこさがあります。
アメリカでは最近ショードッグのピットブルの大型化が進み、50kg近いものもいます。

当店では本来のピットブルの形を残す犬舎を訪問して交流してます。
UKCのスタンダードはオスで27kgまで、メスは23kgまでです。
(実際はもっと大きいイヌも多い)
ちなみに現在うちのジョージは28kgでボーは25kgです。

American Staffordshire Terrierとは違うのか?


元となる血統は同じ。
AKCがこの犬種の登録を認めるが、闘犬のイメージを払拭するため名前を変更して登録。
以降性格の激しさを改良し、わりと大型化され現在のAm Staffの形が作られた。
体重は30kgくらい。

もう一つの犬種のStaffordshire Bull Terrierも元となるものは同じです。
体重は小型で15-18kgくらい。
比較的性格はおとなしく、英国などでは大変人気があります。
Am StaffもStaffyも鼻は黒のみ認められ、レッドノーズは不可。


登録団体(UKC, ADBA, AKC, JKC)

アメリカンスタッフォードシャーテリアとスタッフォードシャーブルテリアはAKC, JKCに登録されます。
ピットブルはUKCかADBAに登録。
但しUKCとAKC、UKCとADBAのダブルレジスターのイヌもいます。
AKC、JKCにはピットブルの名前では登録できません。


闘犬

大型の番犬種はピットブルに較べ大分体が大きく、素人目にはピットブルより強そうです。
しかし実際の闘いを見ると、ピットブルの噛みの強さ、筋肉の瞬発力、スタミナ、強烈な闘争心、低い重心とバランスは
他の犬種よりはるかに闘いに向いた特性なのだと実感します。

これはこの犬が数百年もの間に国際的に闘いのために改良されてきた犬種だからです。
イヌの体は20kgくらいがその骨格や筋肉が機能上一番強くなるサイズです。
闘犬がなければこの強いイヌは保存できません。
私は闘犬を見学して研究してますが自分のイヌは闘いには出してません。


本当はどの程度危険なのか


私は国内、海外で相当数のピットブルを見ています。
ショー用、闘犬用でもほとんどのピットブルは大変人なつこく、
ピットブルといっても所詮は犬であり、人には従う習性です。

ただし元来、彼らは世界で数百年に渡って改良された世界最強の闘犬です。
他の犬と動物とケンカしたいのは本能です。
公園で他の犬みんなと仲良くなんていうイメージはピットブルには本来無理があります。
飼主が他の犬や初めての人への接触には気を配る必要があります。

強力だからこそピットブルもワニも魅力的であり、
それを世話する飼主は彼らをコントロールする義務があります。

ピットブルは「人の言うことをよく聞く猛獣」だと思って飼育すれば間違いはないでしょう。
飼主さんも強力動物と一緒に体を鍛えると良い関係が築けると思います。


法的な規制

欧州の国々では飼育や持込が禁止されている国があります。
アメリカでも州によっては去勢などが必要なところもあります。

しかし犬を規制するのに犬種で規制するのは間違ってます。
元々犬は色々な種類が混ざって一つの犬種となってます。
犬はその学名でもCanine familiarisの一つであり、ピットブルは動物の種類ではありません。
本来は犬を規制するのではなく飼主を規制するのが本筋だと思います。


オスかメスか

オスは強いイヌのイメージ通りですね。でも大変甘えん坊でイタズラです。
メスは子供を生むため環境の変化にも強く、お留守番も得意で扱いやすい。
私はメスもかわいくて個人的には好きです。


カラー

色は他犬種と同じように基本的に濃い方が健康とされます。
ただピットブルのイメージであるOld Familyなどのレッド/レッドノーズや
Colbyの白い顔などは好まれます。

ただし子犬を選ぶ際は骨格、性格などを第一優先にして自分との相性を良く見るべきでしょう。
カラーはその次の選択基準です。イヌは爬虫類等とは違うので。


断耳

これはどちらでも良いのでしょうけど、メスは耳があるとかわいいと思います。
オスの大型のものは短めに切るとかっこいいです。

断耳は経験のある獣医で、形などを事前によくデザインしないときれいに切れません。
また術後の手当も立派な耳になる必要工程です。


ピットブルは頭が良い?(訓練)

頭はかなりよく、訓練を入れても大抵すぐ覚えます。
米国ではSchutzhundや服従訓練タイトルを持つイヌも多く、ウエイトプリングやアジリティにも秀でます。
ウエイトプリングではピットブルが同体重では一番力が強いでしょう。

闘犬中に興奮していても飼主の声によく反応するのは究極の服従性だと言う人もいます。
ピットブルに限らず大型犬にしっかり服従訓練を入れるのは飼主の義務です。
飼主の言うことをきかないイヌは迷惑です。
しっかり訓練所で飼主も一緒に教習を受けて大型犬種の評判を高めていきましょう。

うちのイヌは来いといえば、ぴっと来るし、座れと言えば即座に座ります。
訓練されていても元来闘犬の血を持ちますので他の犬との交流は避けるべきでしょう。
他の犬や動物を噛んでしまうと離しませんから(賠償保険に入るのもおすすめです)
訓練所によってはピットブルを受け入れないところもあるので、当店にても相談受けます。


毎日の世話

どんな犬種でもそうですが、毎日の十分な運動にてストレス発散させてやることが必要です。
とくにピットブルは闘犬用、ショー用共、並外れた体力、気力、エネルギーを有しており、毎日十分な運動が不可欠です。
十分な引き運動、安全な場所での自由運動、自転車など工夫して運動させて下さい。

皆様の安全で幸せなピットブルライフを願っております。


ピットブルを初めて飼う方へのQ&A


Q マンションでも飼えますか?
A 毎日の運動さえ十分ならマンションでも戸建てでも問題なし。

Q 運動はどのくらい必要?
A 毎日の自転車運動が必要。1日2回が望ましいが、無理なら最低1日1回。

Q 室外で飼えますか?
A 最近は夏場の暑さで死ぬ犬がいます。
  ピットブルは短毛なので、冬場はヒーターや毛布で保温しても体重が減少します。
  冬場はカロリーの高い食事を与えます。

Q 他の犬と一緒に飼えますか?
A ケージ飼いなら問題ないが、放し飼いは事故の元。
  仲が良かったはずの犬が大喧嘩した例は何件も見てます。

Q 公園やドッグランに連れて行けますか?
A 他の犬と仲良くできる子もいますが、基本的にピットブルは他の犬との接触を避けるべきです。
  ピットブルが一度噛み付いたら人間の力では引き離せませんよ。
  (闘犬に慣れた男性が二人がかりでブレイキングスティックを使用しないと離れません)
  

Q 家族の子供と仲良くできますか?
A 知らない子供との接触は要注意だが家族の子供は守ります。

Q エサはなにをあげる?
A 良質のドッグフードがお勧め。

Q 訓練は必要ですか?
A 基本的な服従訓練は必要。また飼主自身が犬の扱いをよく勉強する必要あり。


上記はあくまで平均的なピットブルのものであり、
管理が悪かったり、性格に問題のあるピットブルは更なる注意が必要です。

日本でも危険な犬を制限する法律が検討されつつあります。
皆さんでピットブル、ドゴなどの犬種のイメージアップに努めましょう。



ピットブルのおもしろい本:
洋書は色々出てますが、おすすめの本は下の2冊でしょう(当店では売り切れです)

  
アメリカのRichard Strattonが書いてます。
ハードカバーでオールカラー320Pです。
ピットとクズリ、ピットとトラなど対戦記も載ってます。
内容は闘犬家寄り。

   
アメリカのドッグトレーナーのDiane Jessupが書いてます。
これもハードカバーでオールカラー310P。
最近のショーのきれいなピットブルが多く出てます。



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