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   アニマル日記
      その38
2011
     おもしろい動物とおもしろい人達



ドジョウと闘うカミツキ君。
このサイズのドジョウには逃げられて食べられません。

−ワニガメもカミツキガメも生きてるものを捕るのが超下手。
−あれでよく野生で生きていけるな。

とうちの妻もよく言ってます。

動物を詳しく研究している人ほど外来種問題には冷静な反応をします。
先日亡くなった千石先生も「カミツキガメが日本にいてもおもしろいのでは」
と言って環境省の人に嫌な顔をされてました。

−カミツキガメやワニガメは本来スカベンジャー(死骸漁り)の動物。
−これだけブラックバスやミドリガメが氾濫していると競争力で負ける。

とはパンク町田さんの意見です。

まあカミツキガメは名前のイメージが悪い分、余計外来種の悪者にされたのでしょう。

人間でも動物でも強いものが生き残り、弱いものがすたれるのは生物の原則です。
人間は神ではありません。

−これは日本固有種だから生きてよし。
−これは外来種だからぶっ殺してよし。

とは簡単に判断できない問題だと思ってます。


私は動物たちのおかげで生活できていると思ってます。
従って肉食動物たちにも無駄に生き餌をあげることはありません。

しかしながら動物の習性として頑固に死んだエサを拒否して、
生き餌にしか反応しない個体がいます。
また配合飼料だけでは栄養が足りない場合があるので、
必要に応じて生き餌を使用してます。
ワニガメベビーはメダカだけでなく結構なサイズの川魚も上手に捕らえて食べますね。

ペット業界では動物が死ぬことを「落ちる」と言います。
おそらく元々は熱帯魚などが死ぬと水底に沈むことより「落ちる」と言うのでしょう。

ただ動物が死ぬ時は理由があるわけで自然に落ちる訳ではありません。
うちの店ではスタッフも含めて「落ちる」という言い方は使ってません。
私と仲の良い業者さんたちもこの言葉を使う人は少ないので
同じように感じているのだと思います。

ただ飼育している動物には基本的な世話と獣医での手当はできますが、
それ以上のことをして無理に生かすことはできません。
野生動物にも自然淘汰があるように、仕事として動物を飼っていると
その死は割り切らなければいけないこともありますね。


今日もお役所さんをご訪問。
輸出入の仕事をしていると色々な役所の方たちのお世話になります。

私は商社に勤めていた頃から霞ヶ関のお役所にはよく通ってました。
書類の書き方なども民間企業と違って色々特有の決まりがあります。
面倒くさいなーと思っても文句を言ってはいけません。
粘り強く、誠意を持って説明すると最後はいつもわかってもらえます。

会社員の頃は霞ヶ関には後輩たちとよく通ってましたが、あまりに待ち時間が長い時などは
銀座に出てスーツやネクタイなどを買いに行ったりしてました(笑)

中国向けのプラント輸出などは電話帳並みのぶ厚い資料を作成する必要がありました。
後輩の千葉君などは几帳面なのでお役所に一発で通る、申請書類作成のマニュアルまで作ってました。

彼曰く

「ぼくはもうE/L(輸出許可証)書類攻略ノウハウは完璧に極めてる。
 よく運転免許センターの前で書類をチェックするお店があるでしょ。
 ぼくも通産省の前に屋台を出してE/L屋を始めようかな」

「はい、書類見せて下さいね−。ああ、ダメダメ、ここはちゃんとカッコでくくらないとね。
 ここも小文字でないとダメですよー。はいこれで完成したので料金は3万円になります。
 なんてダメかなー?」

なんて彼は冗談か本気かわからないことを言ってました(笑)



ワニガメベビーです。
ガッチリとした甲羅は王者の子供の風格があります。


「私はすごく動物が好きです」という人にはよくお会いします。
しかし自分が動物が好きなのと、自分が動物に好かれるのは同じではありません。
「はーい、よしよし」なんて犬を触っても、犬は正直なので嫌な臭いのする人には近づきません。

長く動物業をやっていると動物に好かれる人は見るだけでわかります。
おそらく私自身がだいぶ動物っぽいので、動物と同じ判断基準で人を見ているのでしょう。

具体的にはうまく言えませんが、ぱっと見た時に懐の深い暖かいオーラがあり、
快活で素直な感じの人が動物に好かれるようです。
ただこれも人間的に弱そうだと、上下関係に敏感な犬にはなめられることが多いです。

また人間関係が上手にできない極端におたくっぽい人も犬に吠えられたりします。
犬は人間のおびえを敏感に感じ取ります。
ただあまりに人が元気すぎるとおとなしい鳥さんたちには警戒されたりもします。

武道などの達人で強くて余裕のある人も動物に好かれますね。
彼らは武道に於いて習得した間合いの取り方が上手です。
ただスポーツの達人でも頑固な職人タイプは動物も敬遠するようです。

また爬虫類などの扱いは彼らに好かれることはあまり必要ではありません。
彼らの生態をよく理解して無理なくハンドリングできる素質が必要です。
もちろん強力な爬虫類は自分の体力がある程度必要なことは言うまでもありません。

犬でも爬虫類でもそのハンドリング能力はある程度生まれ付きのものがあるようです。
私もスタッフなどにハンドリングの基本は教えましたが、
基本的なことはできてもそれ以上のレベルになると出来る人と出来ない人がいます。

私は街を歩いていると道路の反対側を歩いている犬がわざわざ近付いてきて
私に挨拶してくれることがよくあります。
それをよく見ているうちの妻は「あれはあなたになんて言っているの?」と聞かれます。

私の中ではいつも「こんにちわっす。あなたは動物っぽい人ですね」
という犬たちの声が聞こえてます。



クリスマスイブはピットブルのボーの誕生日でもあります。
歯磨き用の大きなガムを頂きます!



動物にマイクロチップを挿入するための注射針です。
チップを入れるためにその針の太さは3mmもあります。
爪楊枝くらいの太さかなと思ってノギスで測ったら楊枝の太さは2mmしかありませんでした。
この太さの注射針は動物の皮膚を通す時に「ブツッ」という音がします。

最近またワニガメ研究所さんではチップを挿入したワニガメが死亡してます。
やはりカメの鼠径部は内蔵にも近いので危険ですね。
と言って他の部位に入れてもカメがチップを体外に押し出してしまうケースを何度も見ました。

うちの犬には個体識別のためにチップは入れてありますが、
寿命の長い爬虫類などへのチップの安全性はまだ確立されてませんね。

「チップを入れた動物たちの気持ちを知りたい」と
ワニガメ研究所の荻野さんは実際にご自分の体内にチップを挿入しておられます。
彼の体験ではやはり「気候などによってかなり体に違和感がある」そうです。

私もなんでも自分で試したい派ですが、チップを入れるのはちょっと遠慮しておきます(笑)

マイクロチップは管理する団体もバラバラです。
動物愛護の会議などではマイクロチップをやたらに推進する人達がいますが
実際の動物の現場では問題が色々あることをよく認識するべきでしょう。

話は全然違いますが、注射器の針を見ていたら昔友達と釣りに行った話を思い出しました。
友達が岩に引っかかったルアーを引っ張ったら、ルアーが飛んで戻ってきて友達の頭に刺さりました。
傷は大して深くはないのですが、ルアーの針には返しがあるので簡単には外れません。

ペンチで外してあげようとしましたがあまりに痛がるので
友達はルアーをそのまま頭に載せて電車で帰りました。

電車の中で頭に黄色いルアーを付けた彼は注目の的です。
帰宅後病院で麻酔して切開し、無事ルアーは外れました。

痛いのはわかりますが、命に関わる怪我ではないので
「ルアーマンがいる」とクスクス笑っていたので
「笑いを取るために頭にルアーを付けてるんじゃねえ」
と怒られました。



FCIドッグショー



近所のペットショップにミズオオトカゲがいました。
1.2mくらいで良いサイズですね。
モニターはワニよりパワーはありませんが、鋭い爪がやっかいです。
ちょっとつかまれただけでしっかり腕に爪痕を残していきました。

オオトカゲ類に噛まれて熱を出した人が私の周りには何人もいます。
毒蛇ほどの危険性はないけど、獲物を弱らせる威力は十分です。



ワニガメベビーのエサの小魚です。
中型以上のワニガメにはアジ、鶏頭、ザリガニなどをあげておけばまず問題ありません。

しかしベビーのエサはなかなか難しい。
昔は通常のレプトミンをあげておけばまずまず問題はありませんでした。

しかし2-3年前からレプトミンはカルシウムの配合が少なくなったようで
ワニガメの甲羅形成に問題が見られるようになりました。
またスーパーレプトミンは栄養的にはわりと良いのですが、
色素が強すぎて白いワニガメが赤黒くなってしまいます。

もちろん自然のワニガメのようにメダカや小エビを与えられればそれがベストです。
しかし忙しい中に定期的にメダカを買いに行くのは時間が取れない時もあります。

うちでは最近写真のような小魚を2-3時間お湯に入れて塩抜きしてから与えてます。
小魚は栄養があるようでワニガメベビーがみるみるガッチリしてきます。
爬虫類の飼育は前例が多くないので、常に自分で新しいものを試す姿勢が求められますね。




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