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 アニマル劇場
   アニマル店長のおもしろ小話


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昨日、護身術の練習をしていたら、昔の出来事を思い出した。

会社員の一年目の頃に帰りの電車に座って脚を組んで本を読んでいた。
すると歩いてきた人に私の足が当たった。
「お前〜、足なんか組んでるからオレに当たったろ〜」と大声を出された。
見上げると、だいぶいかれた感じのチンピラ風。

「どうしてくれるんだよ〜」と言いながら、私の横に座ってきた。
「どうもすみません」と謝っても、「謝ってもらっても困る。オレのズボンは汚れたのだから」と絡んでくる。
周りの人たちを見ると、みんな顔をそむけて、知らん顔をしている。
やはりトラブルの関わりになりたくないんだよね。

それでも「これは面白い奴に出会ったぞ」と思ってニコニコしながら、彼の顔をよく見てあげた。
彼は「幾らで誠意を見せるんだ?」としつこい。
「そんなこと言われても困っちゃうな〜」と笑っていたら、彼はいつもと調子が違うのかイライラし始めた。

しかしまた少し話していたら、彼は私の手を見始めた。
「お兄さんの手ごついけど、空手か何かやってる?」と聞かれた。

「ハイ」と答えると 「極真?」と聞かれる。

また「ハイ」と答えると 「黒帯?」と聞かれた。

また「ハイ」と笑顔で応えると、彼はモジモジし始めた。

「そうか〜、空手か〜、空手の練習って大変なんでしょ」なんて変なことを言い始めた。

更に 「それじゃ、オレが洗濯代なんて言ったら怒っちゃう?」と聞かれた(笑)

「怒りましょうか?」と言うと彼は

「いや〜、けっこう、けっこう、ゴメンね〜邪魔して。それじゃ空手の練習頑張って下さいね」
と言いながらそそくさと立ち去っていった。

彼はこうやって毎日電車の中でインネンを付けてはお金を巻き上げているのだろうと思った。
それにしても加勢してもらう必要もないけど、日本人ってホント事なかれ主義で臆病な人が多いね。

911のハイジャックの事件でもそうだったけど、アメリカ人の男性はまだ自分たちで戦う姿勢がある。
自分の身は自分で守れる力は身に付けたいですね。
若い頃はスーツを着るとまだ普通の人に見えたけど、今はだいぶ体が大きくなって、街で絡まれることもなくなりました(笑)

20代の頃に空手に励んでいた頃は、自分が50近くになってもまだこんなに稽古してるとは思わなかったよ(笑)







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